愛犬の顔をふと見ると、目を細めていることがあるのはなぜなのでしょうか。
犬が目を細めるのにはいろんな理由がありますが、中には注意しなければいけない理由もあります。
今回は、犬が目を細める理由と注意すべきサインについて解説いたします。
犬が目を細める理由
犬が目を細める理由にはどのようなことがあるのでしょうか?チェックしていきましょう!
うれしい
愛犬が撫でられている時や飼い主さんと遊んでいる時などに目を細めている場合は「うれしい」「安心する」という気持ちを感じていることが考えられます。
愛情表現
愛犬が目を細めながら飼い主さんの事をじーっと見つめている場合は「飼い主さん大好き!」という意思表示をしていることが考えられます。
こんなときは飼い主さんもニコッとしながら声をかけてあげるといいでしょう!
ねむい
犬も眠いときに目を細めることがあります。
横になり元気がなくて目を細めていると目に異常がある可能性も考えられますが、どちらかを見極めるポイントは、眠そうに横になっていたり寝ているところを起こされたりしたときはねむいと感じていることが考えられます。
目を細めていることに加え、充血していたり1日中元気が無いのはなにか異常がある可能性も考えられますので、かかりつけの獣医師へ相談してみましょう。
カーミングシグナル
カーミングシグナルとは、犬が自分自身を落ち着かせるために取る行為で、目を細めるのもカーミングシグナルの一つです。
カーミングシグナルの場合は、目を細めているというよりも目を「しょぼしょぼ」させているように見えるかと思います。
怒られているときに目を細めたり、なにか恐怖を感じる出来事があったときに目を細めているときはカーミングシグナルで落ち着こうとしていることが考えられます。
降参
飼い主さんが怒った時や、犬同士と遊んでいるときに目を細めながら視線を外らすような行動をしている場合、それは「降参」の意思表示が考えられます。
犬が目を細めているときの注意点
犬が目を細めている時は、上記のような心理状態を表すだけではなくどこかに異常が発生している可能性もあります。
愛犬が目を細めているときは、以下のような点に注意してよく観察してあげましょう。
犬が目を細めている│ストレス
眠そうにしていないのに急にあくびをしたり、目を細めている・しょぼしょぼさせていることがありませんか?
犬はストレスを感じている時も平然を保つためにこのような行動を見せることがります。
何も無いのに目を細めていたりしょぼしょぼさせている場合はストレスを感じている可能性もあります。
犬が目を細めている│片目だけ
片目だけ目を細めている場合、目にゴミが入っている可能性も考えられます。
(※何も無いときでも片目のみを細める事はあります。)
片目のみ目を細めている場合、目を細めている方にゴミや傷がないかチェックしてみましょう。
目に傷ができる原因は、お散歩中に草むらに顔を突っ込んだ際に葉っぱや木の枝で傷つけたり、他の犬と遊んでいるときに爪があたってしまったり、誤って自分で引っ掻いてしまった事などが考えられます。
目を傷つける出来事がなかったかどうかも思い返してみてくださいね!
犬が目を細めている│充血している
犬が目を細めていることに加え、目が充血している場合は目になにかしらの異常が発生していることが考えられます。
目が赤くなる症状で犬がよく発症する目の病気は
- 緑内障
- 結膜炎
- 角結膜の外傷
など…。
また、白目が真っ赤に充血している場合は、目や頭部に強い外傷・出血が起こっている可能性も考えられます。主に事故や衝突・落下をした際に起こりやすい目の異常です。
また、黒目の中が赤い場合は「網膜剥離」や「眼内腫瘍」「ぶどう膜炎」なども疑われます。
目が充血している場合は目の異常が原因の可能性が高いので、できるだけ早く病院へ受診するようにしましょう。
まとめ
犬が目を細めているのは、心理的な理由から目の病気の可能性まで様々です。
目にできた傷の進行は速いと言われています。少しでもおかしいと思った場合はですぐに動物病院へ受診するようにしましょう!
また飼い主さんが愛犬の異常にいち早く気付くためには、日頃から愛犬のことをよく観察しておくことが大切です。
愛犬とのスキンシップの時間に、愛犬の身体をくまなくチェックする時間も取り入れましょう。