乾燥する時期になると静電気が気になるという人も増えてくるかと思います。
首輪や服の脱着時や布団から出てきた時、ブラッシングのときなど、犬にも静電気が起こります。
- 犬はバチっとなっても痛くないのか?
- 体に悪影響ではないか?
- 毛が傷まないのか?
などで悩まされている飼い主さんもいらっしゃるかと思います。
ここでは、静電気による犬への影響や静電気を防ぐ方法について解説しますのでぜひ参考にしてみてください!
犬も静電気による痛みを感じる
個体差はありますが、犬も静電気による痛みを感じます。その痛みがなぜ発生しているのか犬には理解できないため不安になる子や「飼い主さんに痛いことをされた」と思い込む子もいます。
反対に静電気のパチパチとなる感覚が好きな子もいて、何度も静電気を催促してくる子もいますよ!
痛みを感じる強さもその子によって違いますが、痛みを感じる子の場合は不安やストレスを抱えてしまう可能性もあるので、静電気対策が必要です。
静電気が犬に与える影響は主に3つ!
静電気が起こったからと言って、大きな病気になったりすることは考えにくいです。
しかし静電気によって引き寄せられたハウスダストやダニなどからの影響や、心因的な問題や被毛へのダメージなどの影響があることから、飼い主さんとしてはできるだけ静電気を起こさないように注意したいですよね。
まずは、具体的にどのような影響があるのか見ていきましょう!
毛玉の原因
ブラッシング中に発生している静電気は、毛玉ができる原因になると言われています。
正しい方法でブラッシングをしているのに毛玉ができてしまう子の場合、ブラッシング中に静電気が発生していることで毛玉ができてしまっていることも考えられます。
ストレスの原因
静電気は不意に痛みを生じるために、犬が不安になることもあります。
犬にとって不安や痛み=ストレスです。日常的に起こっている場合、大きなストレスを与えてしまっていることも考えられますよ。
呼吸器系のトラブルやアレルギーの原因になることも
静電気が直接的に呼吸器系の病気を発症させることはありません。
しかし、静電気によって引き寄せられた「ハウスダスト」や「ダニ」など、呼吸器系に悪影響を及ぼす物質が原因で咳や気管支の炎症を起こす可能性も少なからずあります。
また、これらの物質を体内に取り込むことでアレルギーを発症しやすくなる恐れもあります。
静電気を起こす「乾燥」は犬にとっても良くない環境
静電気ではなく、静電気が起こる条件の「乾燥」は犬にとってもあまり良くない環境です。
空気の乾燥によって犬に与える悪影響は以下の通りです。
- 被毛をパサつかせてダメージを与える
- 皮膚のかゆみ
- フケが発生する
- 呼吸器の弱い犬の場合、乾燥は大敵
など…。
乾燥は静電気を起こすだけではなく、犬の体にも悪影響となりますので空気が乾燥する時期には、飼い主さんが湿度の調整を行うことが大切です。
犬への静電気対策は6つ!
犬への静電気対策は大きく分けて6つあります。ぜひ、静電気が気になる季節に試してみて下さいね!
【静電気が発生しない湿度を保つ】
静電気が発生すると言われている湿度は約20%と言われていますので、湿度は常に20%以上になるように調節してください。
犬にとって快適に過ごせる湿度は【40~60%】と言われているので、これくらいの湿度を目安に調節することをおすすめします。
【飼い主さんの手を保湿する】
手の乾燥も静電気が発生する原因と言われています。
愛犬に触れる前に飼い主さんの手も保湿することを心がけるようにしてみてください!
【犬の洋服はできるだけ天然繊維のものを選ぶ】
天然繊維は静電気が起きにくいと言われています。
洋服だけではなく、犬用ベッドや布団なども天然繊維のものを選びましょう。
【愛犬に触れる前に放電しておく】
愛犬に触れる前に、別の場所を触って放電しておくのもおすすめです。
放電グッズを使用したり、木や家具などパチっとならない素材に一度触れるだけでも放電できますよ。
【ブラッシング前にはブラッシングスプレーを使用する】
ブラッシング中は静電気が起こりやすいです。
ブラッシング中に静電気を起こさないようにするためにはブラッシング前に「ブラッシングスプレー」を使用するのが効果的です。
【静電気防止グッズを利用する】
静電気防止効果のあるブラッシングスプレーや、犬用や人間用の放電キーホルダーなど、静電気防止グッズは人間用だけではなく、犬用のものもたくさん販売されています。
そういったグッズを使用するのもおすすめですよ。
まとめ
犬は静電気で感じる痛みはその子によって異なります。痛みが少なく反対にパチパチが楽しいと喜ぶ子もいれば、極端に怖がる子もいます。
アレルギーの原因になることもあるので、できるだけ避けたいですよね。
静電気が発生しやすい時期は「秋から冬」にかけてです。この時期までに静電気を予防する対策を行っておく事をおすすめします!