愛犬の体に白い粉のようなものがついていたら、それは【フケ】かもしれません。
フケは問題ない場合もありますが、何らかの病気やストレスなどのサインの可能性もあるため、愛犬の体にフケがついていたらまずは原因を探ってみましょう。
今回は、犬のフケについてフケが出る原因や改善方法などについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい!
健康な犬でもフケは出る

犬の皮膚も常に生まれ変わっていて、古くなった細胞はフケとして落ちていきます。
病気やストレスがない犬の場合でも、フケは出続けています。日常であまり目につかない量のフケの場合は心配無いでしょう。
ですが、目につく量のフケが出ていたり、いつもよりフケが多いと感じた場合は何かしらのトラブルがある可能性もありますので注意が必要です。
犬のフケが大量に出る原因は?それぞれの改善方法も!
犬のフケが大量にでる原因は以下のような事が考えられます。
- シャンプー剤が合っていない/シャンプーの回数が適切でない
- 乾燥している
- ストレス
- 皮膚炎を発症している
では、それぞれの原因と改善方法を見ていきましょう!
【犬のフケが出る原因】シャンプー剤が合っていない/シャンプーの回数が適切でない:改善方法は?

シャンプーの成分が合っていない場合や、シャンプーの回数が多すぎると、皮膚に大きなダメージを与えてしまいます。その結果フケが発生します。
まずはシャンプーの回数を見直してみましょう。基本的に健康的な犬であれば月に多くても2回までと言われています。しかし、犬の犬種や体調、皮膚の状態によっては回数を調節しなければいけませんので、一度かかりつけの獣医師に相談してみることをおすすめします。
シャンプー剤は低刺激シャンプーなどに切り替えてみて様子を見てみましょう。
(※低刺激シャンプーでも希釈をして使用しなければいけないものもあります。使用時には使い方をしっかりと確認してから使用するようにしましょう。)
【犬のフケが出る原因】乾燥している:改善方法は?

空気が乾燥する季節になると、フケが多くなる場合乾燥肌が疑われます。乾燥肌の場合アトピー性皮膚炎を起こしている事もあります。
乾燥肌の場合は、特に乾燥しやすい冬は加湿器を使い部屋の湿度を調節し、犬用の保湿剤などのケアグッズを使用すると良いですよ!
ただしケアグッズを使用する場合は、一度かかりつけの獣医師へ相談してから使用する事をおすすめします。
【犬のフケが出る原因】ストレス:改善方法は?

犬の場合ストレスと病気に関しての因果関係は明らかにはなっていないので、一概には言えませんが、
ストレスによって血管が収縮し、新陳代謝が乱れることで皮膚トラブルを起こし、
その結果フケが出る犬もいると言われています。
ストレスが免疫力を低下させて細菌感染を起こしフケが出ている事も考えられますので、
一度生活環境を見直してみるのもいいでしょう。
例えば、大きな音がする環境で育てている・ハウスが無いなど、犬が落ち着いて生活が出来ない状況であれば、静かな環境を作ってあげる、ハウスを用意してあげるなどの対策が必要です。
犬の本質に合わせた環境作りが大切ですよ!
【犬のフケが出る原因】皮膚炎:改善方法は?

犬にフケが発生する皮膚炎は主に以下のような皮膚炎です。
- ツメダニ症
- 皮膚糸状菌症
- アトピー性皮膚炎
- 脂漏症
など…。
それぞれの皮膚炎は自然に治る事はなく、人間にも感染するものもあります。
フケ以外にも「体を痒がっている」「皮膚をしきりに舐めている」「一部脱毛がある」など他の症状も見られる場合は、かかりつけの動物病院へ受診しましょう。
こまめなブラッシングも大切!
犬のフケは犬の皮膚から剥がれたら、被毛に付着します。被毛を清潔に保つためにもこまめなブラッシングが欠かせません。
また、ブラッシングはフケを取る効果だけではなく、マッサージ効果や皮膚の通気性をよくする効果などメリットがたくさんあります。
ブラッシングをする際には、犬の皮膚の状態のチェックもおこないながらしましょうね!
まとめ
犬のフケは主に
- シャンプー剤が合っていない/シャンプーの回数が適切でない
- 乾燥している
- ストレス
- 皮膚炎を発症している
などが原因と考えられます。
少量のフケは生理現象ですので、問題ないことがほとんどですが、愛犬の体に目につくほどのフケが発生している場合は、なにかしらのトラブルがあると考えて、かかりつけの獣医師へ相談しましょう!