わんちゃんと飼い主さんの暮らしメディア

NEW POST

しつけ

【第4回レッスン】「トイレトレーニング」成功へのポイント

愛犬のお悩みランキングなどで上位に挙がるのがトイレのお悩みです。1日数回排泄するたびに悩まされたら飼い主さんも大変ですよね。今回はトイレトレーニングの抑えておくべきポイントをお伝えしていきます。

トイレトレーニングとは

まず理解しないといけないのは、ワンちゃんには「トイレで排泄する習慣はない」ということ。それを人間が一緒に暮らすために覚えてもらうというのがトイレトレーニングで、私流で言うとトイレの場所を伝えることになります。

「うちの子は家ではしなくてお散歩の時にさせてるから大丈夫」という方。家では排泄を我慢していて病気になる可能性もあるので、家での排泄も教えてあげたほうが愛犬の健康にとっては良いことです。すぐに覚えるわけではなく時間も手間もかかるかもしれませんが、毎日排泄を失敗して後始末をするよりはるかに楽です。

愛犬のお悩み全般そうですが「なぜ覚えないのか」ではなく「どうやったら伝わるか」と考え、ある意味ゲーム感覚で楽しんで取り組んでみましょう♪ そうすれば愛犬も楽しんで、自分から飼い主さんの望みに応えようとがんばってくれるはずです。

ポイント

✅ ワンちゃんにはトイレで排泄する習慣はないということを理解してあげる
✅ ゲーム感覚で楽しむ

トレーニングの前に

愛犬に教える前に用意する物、知っておいたほうがいいことをいくつかお伝えします。

環境づくり・事前準備

しつけ全般で大事なのは失敗させないことです。そのための環境づくり・事前準備は教える前にしなければならないとても重要なポイントになります。トイレトレーニングで言えば主に以下の3つです。

【トイレのスペースを作る】

ただトイレシートを敷くよりもトレーを置いたりある程度隔離したほうがワンちゃんもわかりやすいです。足マットなどトイレと勘違いされやすい物はできるだけ愛犬の生活スペースには置かないなども気にかけてみてください。

写真は私が愛犬を迎える前に用意した「生活スペース+トイレ」です。トイレを覚えるまでは行動範囲を制限したほうが教えやすく後片付けしやすいので参考にしてください。

マットやクレートなどを置いて休める場所と動けるスペースを確保し、トイレは少し区切って生活スペースと分けてあげたほうがいいでしょう。

30x30cmのタイルマットを敷き詰めていて、おトイレ失敗した時は交換して丸洗いしていました。全面は大変かもしれませんが、もっと狭くしてそこだけマットを敷くようにしてもいいかもしれません。


【トイレ用具の選別】

シートやトレーは愛犬に合わせて適切な大きさのものを用意してください。トイレの上に乗っているけど外にはみ出して排泄してしまうことはよくあるので、ちょっと大きめのものがいいと思います。男の子で足をあげてする場合は横にもシートを貼ったりL字のトイレトレーを使うなどで対応できます。

同じくよくあるのはトイレシートで遊んでボロボロにしてしまうこと。シートをかじれないようにメッシュカバー付きのトレーもあるのでそちらを用意してください。誤飲事故にもつながるのでさせないように用具を選ぶことをおすすめします。

遊ばないようにスプレーをかける方法もありますが、トイレに嫌なイメージがついてトイレ以外でするようになる可能性もあるので、できればトイレトレーニングでは使わないほうがいいかと思います。

どうしても覚えない場合は覚えるまで、留守番中はオムツを使用するのも選択肢のひとつです。


【掃除用具の用意】

・ワンちゃん用の消臭スプレー
・ウェットティッシュ

それほど特別な物は必要ありません。ただ、拭くのはウェットティッシュなどの使い捨ての物をおすすめします。雑巾だと洗ってもニオイが残っていて、拭くたびにニオイが付いてそこで排泄していまう場合があります。

トイレのタイミングを知る

  • 食後・水を飲んだあと
  • 遊び・運動のあと
  • 寝起き

がよく排泄するタイミングです。ニオイを嗅ぎながらウロチョロしたり、くるくる回りはじめたらおトイレするのはみなさんご存知ですよね。

ワンちゃんは正確な体内時計を持っているとも言われていて、ある程度決まった時間にする子もいます。メモしてみるとけっこう定期的にしていたりするものです。

おおよその排泄のタイミングと直前の仕草を見逃さずトイレの場所に連れていくなど対応してあげれば失敗が減りトイレの場所も覚えやすくなります。

失敗したときの対処

やってはいけないのが叱ること。「排泄すると叱られる」と勘違いして室内で排泄しなくなるワンちゃんもいます。それは飼い主さんにとっても愛犬にとっても良くないことですよね。失敗した時は黙ってお掃除してあげましょう。

お掃除はとても大事で、少しでもニオイが残っていると「ここはトイレ」と認識して同じ場所で排泄することが多くなったりします。失敗する場所がある程度決まっているようなら、そこには行けないようにするのが一番簡単な対処法になります。

ポイント

失敗させないことが大事
✅ 失敗させないために事前準備をしっかりする

トイレトーニング

しっかり準備ができたら実際にトイレトーニングをしてみましょう。ここでは一般的な方法とコツをご紹介します。

【作戦 】

私の作ったスペース(写真)を例にして説明します。しつけで大事なのは失敗させないことです。そのためにトイレスペースを角だけじゃなく半分くらい取って、成功を積み重ねながら徐々にシートを少なくして目標の場所(角)だけにしていきます。赤線は扉のようにして開閉・隔離するイメージです。

【基本手順 】

1️⃣ 排泄のタイミングでトイレスペースに連れていき、するまで待ちます。

2️⃣ はみ出さずにちゃんとできたらすぐにオヤツ(ごほうび)をあげてトイレスペースから出してあげます。

基本手順はこれだけです。トイレにごほうび?と言う方もいますが、習慣のないワンちゃんには「トイレでする」という明確な目的意識を作ってあげる必要があるのでごほうびはあげてください。当然覚えれば必要なくなっていきます。

注意点としては、はみ出したり失敗しそうであればサポートしてあげることと、撫でたり遊ぶのをごほうびにしないことです。うまくできる人もいますがオヤツより「ごほうび」として伝わりにくいと思ってください。

広いスペースだと自然に目的の場所でしてもらうのは運任せになってしまいますが、ニオイをつけてあげることで排泄場所をコントロールすることも可能です。トイレトレーニング用のニオイをつけるスプレーもありますし、使用済みのシートを捨てる前に、してほしい場所のシートにだけニオイが付くくらいこすりつけるだけでも効果はあるはずです。

【ステップアップ手順】

「ステップアップ(シートを減らす)タイミング」はとても大事です。

① 最初はシートを敷き詰めた隔離トイレスペースで排泄、オヤツを繰り返す
② おトイレを認識したかなと思ったら、隔離せずにスペースに入れてあげる。認識していればトイレスペースに自分から入って排泄するはずです。ここでシートを減らします
③ あとは①~②の繰り返しですが、ニオイ作戦がうまくいっていれば目標の場所でずっとしてくれるはずです。そうなればシートを一気に減らしても大丈夫なはずです。

ポイント

✅ 「トイレでする」という明確な意識を作ってあげるためにごほうび
✅ 目標の場所にニオイをつけるなど工夫をして成功させる

お伝えしたのはあくまでも基本なので、ご自身の環境や愛犬に合わせてアレンジして挑戦してみてください。

ワンちゃんに何かを教える時「昨日はできたのに今日はできない。。。」のはよくあることで、飼い主さんも愛犬も悪くありません。「3歩進んで2歩下がる」の精神で1歩前進したのを喜んでください

この記事で愛犬と楽しい時間を過ごせることを願っています。

【笑犬】のっぽ さんの詳しいプロフィールはこちらです♪

  • 著者プロフィール
  • この著者の新着記事

【笑犬】のっぽ

【笑犬】のっぽ

ペット専門学校にて非常勤講師を務め、現在はフリーで「愛犬しつけ方インストラクター」として活動中。『しつけ=コミュニケーション』 という信念のもと、愛犬も飼主さんも楽しく暮らせるようにお手伝いします♪

  1. 【第11回レッスン】意外と知らない合図の基礎

  2. 【第9回レッスン】愛犬と暮らす最適な環境

  3. 【第7回レッスン】しつけのウソ・ホント

Related Tags

RELATED

PAGE TOP