犬のシャンプーを自宅で行う際に多いお悩みが
- 犬の耳に水やシャンプーの泡が入ってしまうのは大丈夫なの?
- 犬の耳はどうやって洗うの?
- シャンプー後や日々の耳のケアはどうすればいい?
など…。
人間でも耳に水が入ってしまうのはかなり不快になりますよね。犬の耳の健康を守るためにも正しいシャンプーやケアをすることが大切です。
そこで今回は犬の耳のシャンプーやケアの方法についてご紹介いたしますのでぜひ参考にしてみて下さい!
犬の耳はとってもデリケート

犬の耳は人間の耳の構造とは大きく異なります。犬の耳の中は【L字】になっているため、耳の中に水が入ってしまうと長い時間湿ったままになってしまいます。
たとえ耳に入ってしまった水がすべて排出されていたとしても、湿ったままの状態を放置しているとカビや細菌が繁殖し、耳の病気になってしまう恐れもあります。
犬のシャンプーに関する知識があまり無い方の場合は、自宅でシャンプーをする際には耳にお湯が入らないよう注意しましょう。
犬の耳に水やシャンプーが入ってしまった!その後のケアが重要

基本的に犬は耳の中に水が入ってしまっても頭を振ることで水を排出しようとしますので、その時点で水が完全に排出できて、耳の中の乾燥ができていれば問題ありません。
しかし、頭を振っても完全に水が排出されていないこともあります。しっかりと耳の中を乾燥させるためには専門的な知識も必要となり、難しいです。
そして、耳の中に水が残ったままになってしまうと、外耳炎・中耳炎などの耳の病気を発症する原因となります。
万が一自宅でシャンプーをしているときに、泡や水が耳に入ってしまったときは以下のようなケアをしてあげましょう。
【犬のシャンプー後の耳のケア】コットンや犬用綿棒などで優しく拭き取る
万が一耳に水や泡が入ってしまった場合、コットンや犬用綿棒で優しく拭き取って下さい。
直接耳の中に指を入れたり、コットンや犬用綿棒で強くこすりつけてしまうのはNGです。
耳の中に傷がついてしまうと、外耳炎になる恐れもありますので優しく拭き取る事を心がけましょう。
【犬のシャンプー後の耳のケア】しばらくは様子を見る
犬のシャンプー後の耳のケアを行っても、「その後犬が頭を振ることをやめない」「耳を足で掻いている」などの仕草が見られる場合、水が耳の奥に残っている状態が考えられます。
耳の奥に入ってしまった水は、飼い主さんが取り除いてあげることはできません。
シャンプー後に上記のような仕草が見られる場合は、動物病院へ連絡をして獣医さんの指示を仰ぎましょう。
犬の耳の洗い方

犬の耳の汚れが酷い場合や、耳垢が多い場合は自宅で耳を洗うように獣医さんから指示があることもあります。
その場合は以下のような方法で綺麗に洗うことができますよ!
- シャワーを弱い水流にして、耳の中にぬるま湯を入れます。
- 犬に頭を振らせて、自分で水を耳から排出してもらいます。
- これを片耳10回ずつ行います。
- 耳の中をしっかりと乾かす
この手順で行うと、耳の中に入ってしまたシャンプー剤や汚れを綺麗に排出することができます。
しかし、自宅で耳を洗う場合は獣医さんからの指示があることに限ります。特に耳に異常がない場合や、独断での耳の洗浄はしないようにしましょう。
犬の耳の洗浄は獣医さんに任せるのがいちばん!

犬の耳はとてもデリケートだという事がわかりましたね。
自分でお手入れをしたものの、症状を悪化させてしまったり耳の病気を引き起こしてしまうと飼い主さんも悲しい気持ちになりますよね…。
犬の耳の健康を維持するためには、正しい耳のケアが重要となります。犬の耳の中の洗浄は獣医さんにお願いするのがベストですよ!