犬をシャンプーした後にドライヤーで乾かすのは、基本的な流れとなります。
しかし、ドライヤーの工程が苦手という飼い主さんや、ドライヤーを嫌がってさせてくれないという犬もいて、飼い主さんにとってはとても大変な工程ですよね。
そこで今回は、犬にドライヤーを使用する際の嫌がらないコツや、早く乾かすコツについて解説いたします。
ぜひ参考にしてみて下さい!
【シャンプー後ドライヤーをかけるまえに!】タオルドライがとっても重要!
ドライヤー時間を圧倒的に減らすためには、タオルドライがとても重要なのです。
シャンプー後しっかりとタオルで水気を取っておきましょう。とくに、乾かしにくく嫌がられやすい「足」「足の裏」「顔周り」は入念に水気をとって下さい。
このタオルドライの工程をしっかりしているだけでも、ドライヤーを使用する時間を大幅に削る事ができますよ!
【犬のドライヤー】早く乾かすコツ!
みなさんはドライヤーで愛犬を乾かす際に、スリッカーブラシを使用していますか?
実は、乾かすときに、スリッカーブラシを使用するだけでも乾く速さが全然違います。
スリッカーブラシは、ドライヤーの風があたっている部分にブラシをかけるように使用しましょう。
注意したい点が、スリッカーブラシを使用すると両手がふさがりますので、愛犬が動き回って危険です。
できれば、ドライヤーを固定できる物を用意する事をおすすめします。
また、飼い主さんが乾かしやすい体制になる事も大切です。
できればトリミングテーブルのような台があると良いのですが、なかなか用意している家庭も多くは無いと思いますので、飼い主さんが腰を曲げずに作業ができる高さのあるテーブルを用意しておくことをおすすめします。
そのテーブルに、滑り止めシートとタオルを乗せて乾かしましょう。
【犬のドライヤー】嫌がらない乾かし方のコツ!
急にドライヤーを当ててしまうと犬もびっくりしてしまいます。その結果嫌がるようになってしまう事が多いので、まずはドライヤーに慣れさせる事が大切です。
犬がドライヤーを嫌がらないようにするコツは以下のとおりです。
- ドライヤーは犬の体から20~30センチ離して使用する
- 初めは弱風から乾かす
- 常に優しい声をかけながらおこなう
- できるだけ短時間で済ませる
ドライヤーを嫌がる子の多くは【音】や【風】に恐怖を抱いている事が考えられます。
びっくりさせないためにも、初めは弱風で初めて少しずつ慣れさせていきます。弱風で慣れてきたら強風で一気に仕上げてあげましょう。
強風がどうしても苦手な子の場合は、時間はかかりますが弱風のままで乾かすようにしましょう。
また、長時間ドライヤーを当てることで、キューティクルが剥がれてしまう原因になります。ドライヤーは犬の体から20~30cm離して熱くないかどうか、手で確かめながら乾かすようにしましょう!
犬のシャンプー後、自然乾燥は良くない!
自然乾燥が良くない理由はいくつかありますが、なんといっても「雑菌が繁殖しやすくなる」環境になってしまいます。
これは人間の頭皮にも同じことが言えますが、雑菌は高温多湿な環境を好んでいますので、シャンプー後の頭皮の状態は雑菌にとって、かなり住みやすい環境となってしまいます。
雑菌が繁殖すると、衛生面でもよくありませんしニオイも発生してしまいます。
できれば、シャンプー後すぐに乾かすことをおすすめします!
まとめ
犬のドライヤーの乾かし方をまとめると
- ドライヤー前のタオルドライはしっかりと
- スリッカーブラシを使用しながら乾かす
- 飼い主さんが乾かしやすいように、飼い主さんの高さに合った台を使用する
- ドライヤーは20~30cm離して使用する
- 初めは弱風から、様子を見て風量を調節する
- 終始優しい声をかけて、愛犬を安心させてあげる
とにかく、ドライヤー時間を短縮させるためには、タオルドライが重要となります。吸水性の高いタオルを用意しておくことをおすすめします!
嫌がる事を無理やりしてしまうと、飼い主さんとの関係も崩れてしまう恐れがあります。
頑張って対策をしたけれども、愛犬がどうしても嫌がってしまう場合は、プロに頼るのもいいですよ。