犬をシャンプーした後にドライヤーで乾かすのは、基本的な流れとなります。
しかし、ドライヤーの工程が苦手という飼い主さんや、ドライヤーを嫌がってさせてくれないという犬もいて、飼い主さんにとってはとても大変な工程ですよね。
そこで今回は、犬にドライヤーを使用する際の嫌がらないコツや、早く乾かすコツについて解説いたします。
ぜひ参考にしてみて下さい!
(2026年6月更新)低温やけどを防ぐ安全な温度・距離の目安、より早く乾かすコツ、よくある質問を追記しました。
【シャンプー後ドライヤーをかけるまえに!】タオルドライがとっても重要!

ドライヤー時間を圧倒的に減らすためには、タオルドライがとても重要なのです。
シャンプー後しっかりとタオルで水気を取っておきましょう。とくに、乾かしにくく嫌がられやすい「足」「足の裏」「顔周り」は入念に水気をとって下さい。
このタオルドライの工程をしっかりしているだけでも、ドライヤーを使用する時間を大幅に削る事ができますよ!
【犬のドライヤー】早く乾かすコツ!

みなさんはドライヤーで愛犬を乾かす際に、スリッカーブラシを使用していますか?
実は、乾かすときに、スリッカーブラシを使用するだけでも乾く速さが全然違います。
スリッカーブラシは、ドライヤーの風があたっている部分にブラシをかけるように使用しましょう。
注意したい点が、スリッカーブラシを使用すると両手がふさがりますので、愛犬が動き回って危険です。
できれば、ドライヤーを固定できる物を用意する事をおすすめします。
また、飼い主さんが乾かしやすい体制になる事も大切です。
できればトリミングテーブルのような台があると良いのですが、なかなか用意している家庭も多くは無いと思いますので、飼い主さんが腰を曲げずに作業ができる高さのあるテーブルを用意しておくことをおすすめします。
そのテーブルに、滑り止めシートとタオルを乗せて乾かしましょう。
【犬のドライヤー】嫌がらない乾かし方のコツ!

急にドライヤーを当ててしまうと犬もびっくりしてしまいます。その結果嫌がるようになってしまう事が多いので、まずはドライヤーに慣れさせる事が大切です。
犬がドライヤーを嫌がらないようにするコツは以下のとおりです。
- ドライヤーは犬の体から20~30センチ離して使用する
- 初めは弱風から乾かす
- 常に優しい声をかけながらおこなう
- できるだけ短時間で済ませる
ドライヤーを嫌がる子の多くは【音】や【風】に恐怖を抱いている事が考えられます。
びっくりさせないためにも、初めは弱風で初めて少しずつ慣れさせていきます。弱風で慣れてきたら強風で一気に仕上げてあげましょう。
強風がどうしても苦手な子の場合は、時間はかかりますが弱風のままで乾かすようにしましょう。
また、長時間ドライヤーを当てることで、キューティクルが剥がれてしまう原因になります。ドライヤーは犬の体から20~30cm離して熱くないかどうか、手で確かめながら乾かすようにしましょう!
犬のシャンプー後、自然乾燥は良くない!

自然乾燥が良くない理由はいくつかありますが、なんといっても「雑菌が繁殖しやすくなる」環境になってしまいます。
これは人間の頭皮にも同じことが言えますが、雑菌は高温多湿な環境を好んでいますので、シャンプー後の頭皮の状態は雑菌にとって、かなり住みやすい環境となってしまいます。
雑菌が繁殖すると、衛生面でもよくありませんしニオイも発生してしまいます。
できれば、シャンプー後すぐに乾かすことをおすすめします!
まとめ
犬のドライヤーの乾かし方をまとめると
- ドライヤー前のタオルドライはしっかりと
- スリッカーブラシを使用しながら乾かす
- 飼い主さんが乾かしやすいように、飼い主さんの高さに合った台を使用する
- ドライヤーは20~30cm離して使用する
- 初めは弱風から、様子を見て風量を調節する
- 終始優しい声をかけて、愛犬を安心させてあげる
とにかく、ドライヤー時間を短縮させるためには、タオルドライが重要となります。吸水性の高いタオルを用意しておくことをおすすめします!
嫌がる事を無理やりしてしまうと、飼い主さんとの関係も崩れてしまう恐れがあります。
頑張って対策をしたけれども、愛犬がどうしても嫌がってしまう場合は、プロに頼るのもいいですよ。
【2026年版】低温やけどに注意!安全な温度と距離の目安
犬の皮膚は人間よりも薄くデリケートなため、ドライヤーの熱には十分な注意が必要です。とくに気をつけたいのが「低温やけど」です。
低温やけどは、体温より高く60℃以下程度の熱でも、同じ場所に長く当て続けることで起こります。皮膚や被毛が濡れていると熱が伝わりやすく、リスクが高まります。次のポイントを守りましょう。
- ドライヤーは犬の体から20〜30cm以上離す
- 高温・強い熱風は避け、温風〜中温で乾かす
- 同じ場所に当て続けず、送風口をこまめに左右に振って動かす
- ときどき自分の手を犬と同じ位置にかざし、熱すぎないか確認する
- 顔まわりは熱と風がこもりやすいので、とくに弱風・短時間で
「熱い」と感じる前にやけどが進行することもあるため、犬が同じ場所を気にする・嫌がるそぶりを見せたら、すぐにその部位への送風を止めてください。
さらに早く乾かすコツ
タオルドライとスリッカーブラシに加えて、次の工夫でドライヤー時間をさらに短縮できます。
- 洗い場でブルブルさせる:シャワー後、浴室や屋外で体をブルブルッと振らせると、自分でかなりの水分を飛ばしてくれます。
- コーム・ブラシで逆毛を立てる:風の向きに逆らって毛を起こすと、被毛の根元まで風が届き、内側から乾きます。
- 吸水性の高いタオルを使う:マイクロファイバーやペット用吸水タオルだと、タオルドライの段階で水分を大幅に減らせます。
よくある質問(FAQ)
Q. 人間用のドライヤーを使ってもいい?
A. 使用できますが、人間用は風が高温になりやすいため注意が必要です。温風設定にして20〜30cm離し、こまめに動かしながら使いましょう。心配な場合は風温の低いペット用ドライヤーがおすすめです。
Q. ドライヤーの適切な温度は?
A. 高温は毛や皮膚を傷め、低温だと時間がかかります。温風〜中温程度を目安に、同じ場所に当て続けないことが大切です。
Q. 自然乾燥ではダメ?
A. おすすめできません。生乾きは雑菌が繁殖して皮膚トラブルやニオイの原因になり、体も冷えてしまいます。シャンプー後は早めに乾かしましょう。
Q. どうしてもドライヤーを嫌がります。
A. 弱風から少しずつ慣らし、優しく声をかけながら短時間で。どうしても難しい場合はトリミングサロンなどプロに頼るのも一つの方法です。
あわせて読みたい関連記事
- 【トリマー監修】犬のシャンプーのやり方を解説。綺麗に洗うポイントも!
- 犬のシャンプー頻度はどのくらいがベスト?
- 【犬の乾燥肌事情について】犬の正しい保湿ケア方法をトリマーが解説!
- 【トリマー監修】犬がシャンプーを嫌がる理由は?嫌がらないコツも合わせて解説!
- 子犬のシャンプーはいつから?頻度やシャンプー時の注意点について解説!
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。皮膚に異常がある場合や乾かし方に不安がある場合は、トリマーや動物病院にご相談ください。

