【犬の乾燥肌事情について】犬の正しい保湿ケア方法をトリマーが解説!

「犬って肌が乾燥するの?」とびっくりする方もいらっしゃるかと思います。

実は犬も人間と同じように乾燥しやすい時期や肌質があるのです。乾燥を放っておくとフケの原因や皮膚トラブルの原因になってしまうこともあります。

犬の皮膚の乾燥を防ぐためには、飼い主さんによる正しい保湿ケアを行うことが大切です!

そこで今回は犬の正しい保湿ケアの方法についてご紹介いたしますのでぜひ参考にしてみて下さい。

(2026年6月更新)最新の獣医療・トリミング情報をもとに、保湿成分・室内湿度の目安・受診の目安・よくある質問を追記しました。

目次

犬は乾燥肌になりやすい!

犬の皮膚は薄く人間よりも乾燥肌になりやすいと言われています。

特に「シャンプーのしすぎ」「シャンプー時のお湯の温度」「ドライヤーを長時間使用する」「暖房器具の使いすぎ」などは、栄養バランスの崩れや皮膚の乾燥を加速させてしまう原因となりますので注意が必要です。

【犬が乾燥肌になりやすい部位とは?】

犬が乾燥肌になりやすいと言われている部位は【お腹周り】などの被毛が覆われていない部位です。元々被毛のない「ヘアレスドッグ」と言われている犬種は全身が乾燥しやすい傾向にあります。

被毛の少ない場所は皮膚の状態をチェックしやすい部位でもありますので、まずは被毛の少ないお腹周りをチェックしてみてください!

犬の乾燥肌の特徴は?

  • フケ
  • 肌がかさついている
  • 毛艶が悪化している
  • 被毛が乾燥している・ぱさついている

上記の中でも一番気づきやすい症状が「フケ」や「毛艶の乾燥」です。

「被毛にフケが付いている」「最近毛玉が出やすくなっている・切れ毛が増えている」などは飼い主さんでも気づきやすい症状なので、毎日被毛・皮膚のチェックを行いましょう。

また、乾燥肌を放っておくとかゆみが悪化し、赤みや引っかき傷など皮膚トラブルに発展してしまいます。

「最近良く体を痒がっている」という症状が見られる場合も要注意です。

皮膚が乾燥しやすくなる病気もある

皮膚が乾燥しやすくなる病気は「犬アトピー性皮膚炎」「ノミアレルギー性皮膚炎」など…。

これらの皮膚炎を患っている子の場合も、皮膚が乾燥しやすい傾向にありますので、日頃の治療に加え、保湿ケアが大切です。

犬の正しい保湿ケアの方法

愛犬を乾燥から守るためには正しい保湿ケアが重要となります。

自宅でかんたんに出来る方法ですので、やってみてくださいね!

【シャンプー剤は保湿力の高い物を選ぶ】

シャンプー剤に入っている成分の中で、比較的保湿力が高いとされている成分は以下の成分です。

  • セラミド
  • オートミール
  • スクワラン
  • ヒアルロン酸
  • コラーゲン
    など…。

自宅でシャンプーをする場合は、上記のような成分が含まれているシャンプーを選ぶといいですよ!

【シャンプー後には保湿剤を使用する】

犬用の保湿剤はペットショップやホームセンター、ネット通販などでかんたんに入手することができます。販売されている保湿剤の中でも保湿効果の高い物を選びましょう。

保湿効果の高い成分は以下のとおりです。

  • セラミド
  • 尿素
  • プロピレングリコール
  • スクワラン
    など…。

犬用の保湿剤には、コンディショナータイプやスプレータイプ、ローションや皮膚に垂らすだけのスポットオンタイプなどがありますので、愛犬に合ったタイプを選んでくださいね!

【お部屋の加湿】

冬になると暖房器具を使用する事によって部屋が乾燥します。

暖房器具を使用する際には、湿度計を設置して湿度をいつでもチェック出来るようにすることがポイントです。

犬にとっても人間にとっても最適な湿度は50~60%と言われていますので、それ以下になる場合は「濡れタオルを部屋に干す」「加湿器を設置する」などの対応をしましょう。

ドライヤーやお湯の温度には気をつけて!

熱いお湯で愛犬を洗ってしまったり、ドライヤーの長時間の使用は肌を乾燥させてしまう原因になります。

犬を洗う際のお湯の温度は37~38度で設定し、ドライヤー時間を短縮させるためにもしっかりとタオルドライを行いましょう

また、ドライヤーは体に近づけ過ぎないように注意してくださいね!

【2026年版】内側からの保湿ケアと環境管理

外側からの保湿だけでなく、「食事」と「室内環境」の両面からアプローチすることが、近年のスキンケアの基本です。

【室内の湿度は40〜60%をキープ】

犬にとって快適とされる湿度は40〜60%です。冬の暖房使用時や、夏のエアコン(冷房・除湿)使用時はとくに空気が乾燥しやすいため、湿度計でこまめに確認し、加湿器や濡れタオルで調整しましょう。

【食事から皮膚をサポート】

皮膚のバリア機能は毎日の食事の影響も受けます。青魚やサーモンなどに多く含まれるオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)は、皮膚の健康維持をサポートすると考えられています。フードやサプリメントで取り入れる場合は、量や与え方を必ずかかりつけの獣医師に相談してください。

【すすぎ残しゼロを徹底】

シャンプー剤やリンスのすすぎ残しは、それ自体が皮膚への刺激となり乾燥やかゆみの原因になります。保湿成分入りのシャンプーを使う場合でも、ぬるつきがなくなるまでしっかりすすぎましょう。

こんなときは動物病院へ(受診の目安)

保湿ケアはあくまでセルフケアです。次のようなサインが見られる場合は、自己判断で市販品を使い続けず、動物病院を受診しましょう。

  • フケや乾燥が数週間以上続く、または悪化している
  • かゆがって掻き壊し、赤み・脱毛・ただれがある
  • 同じ場所をしつこく舐め続ける
  • 皮膚から異臭がする、ベタつきが強い

犬アトピー性皮膚炎やノミアレルギー性皮膚炎、ホルモン疾患などが隠れていることもあります。保湿剤を選ぶ際は、愛犬が舐めても安全な成分かも確認してください。

よくある質問(FAQ)

Q. 人間用の保湿クリームを犬に使ってもいい?
A. おすすめできません。犬の皮膚は人より弱アルカリ性で、人間用は刺激が強すぎたり、舐めると体に良くない成分が含まれることがあります。必ず犬用の保湿剤を使いましょう。

Q. 保湿はどのくらいの頻度で行えばいい?
A. 製品やお肌の状態によりますが、スプレータイプなら毎日〜数日に1回が目安です。乾燥が気になる季節はこまめに、商品の表示に従って使用してください。

Q. 保湿ケアをしてもフケが治りません。
A. 病気が原因の可能性があります。数週間続く、かゆみや赤みを伴う場合は動物病院を受診してください。

Q. シャンプーのしすぎは乾燥の原因になる?
A. はい。洗いすぎは皮脂を奪い乾燥を招きます。健康な成犬で月1〜2回が目安です。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、獣医学的な診断・治療に代わるものではありません。皮膚の異常が続く場合や判断に迷う場合は、必ずかかりつけの動物病院にご相談ください。

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